協調介入とは?

協調介入とは、複数の国が協調しながら外国為替市場へ介入することで、為替レートの調節を目的として行われることが一般的です。

中でも、世界中で最も流通量が多いアメリカドルの為替レートの変動によって大きな打撃を受ける国も少なくないため、多くの場合にはアメリカドルの上昇や下降などを目的として協調介入が行われるようです。

為替レートの調節を行なう場合には、複数の国で協調して行なわなくても、国の金融政策としてひとつの国だけで行なう事ももちろん可能です。

しかし、協調介入は複数の国が同じ目的を持って外国為替市場へ介入するため、一つの国だけで介入するよりも、より大きく確実な効果を期待する事ができるといわれています。

例えば1985年に行なわれた協調介入では、流通量が最大のアメリカドルを発行している国アメリカが長年悩まされていたスタグフレーションを解消するために行われました。

スタグフレーションによってアメリカドルは高騰し、それが貿易赤字を一層増加させていたわけです。

そこで主要国とよばれている先進国がG5の合意の下に協調介入を行い、為替市場を操作、いっせいにアメリカドルを売ってドル安を目指しました。

協調介入は理論的にはとても効果的な為替レート調整の方法ですが、実際には電話一本で協調介入ができるような簡単なプロセスではなく、複数の国が介入するために意見があわない場合もありますし、協調介入自体にあまり積極的ではない国も少なくないようです。

足並みがなかなかあわせづらい協調介入、実現するには大きな努力と苦労が伴うようですね。